久しぶりにブログを更新したい。実はブログの更新はなんと約1.5ヶ月ぶり。これだけ期間を空けていたのはブログを始めてから初である。どうして更新できていなかったのかというと忙しさにかまけていたのである。
さて、今回は日経新聞の「私の履歴書」を読んでの思いについて書きたい。
今回の「私の履歴書」は長嶋茂雄さんであったが、巨人ファンのみならず多くの方の関心を集めていたことと思う。私も巨人ファンではなく、どちらかと言えばアンチ巨人なのであるが、長嶋さんの私の履歴書を興味深く読んでいた者の一人である。
本日は最終回であったのであるが、その中で以下のような言葉があったのが心に残る。それは「全身入魂」という言葉である。長嶋さんが意味するところは、一つひとつの取り組みに全身全霊、心を込めて行うべし、ということだ。
最近私自身の仕事においても、一つひとつの活動に心を弛めることなく、丁寧に精一杯取り組んでいくことの大切さを痛感している。
我々が取り組んでいる教育というサービスは、人になんらかの知識なり、気づきを与えていくことを生業としている。学んでいる方々にとっては、3時間なら3時間、1日なら1日の時間を投じてもらっているわけだ。
その時間で学んでいる方にとっての気付きがなければ、その方にとって投じた時間は捨てたと同じ状態になってしまう。つまり、その人にとって限りある人生のうちの大切な数時間を無駄にしてしまうわけである。
提供する側としてはそのような状態にならないよう、プロとして最大限の事前準備を重ね、現場においてはまさに「全身入魂」の姿勢でセッションを進めていかねばならない。あらゆる仕事に通ずることであると思うが、長嶋さんの「全身入魂」という言葉から感じた思いである。