休日に久しぶりに映画を見に行くことにした。何を見たのかというとどうしても見たかったクリント・イーストウッド監督作でアカデミー賞4部門を受賞した「ミリオンダラー・ベイビィ」である。
結論から言うと、しびれる映画だった。まだ、見ていない人もいるであろうから深い内容は書かないが、クリント・イーストウッド監督の丁寧な人間描写、ドラマチックでヒューマンなストーリー、人間味あふれるキャラクター等、いずれも一級品であった。
あまり映画を見て涙を流すタイプではないが、この映画では久々に見ていて涙が溢れてきた。戦うとは、生きるとは困難なことである。しかし、その中に喜びがあり、光がある。そんなメッセージを強烈に感じた。
映画館からの帰り道、70歳を超えるクリント・イーストウッド監督がアカデミー賞の受賞後のインタビューで「まだ映画を撮るんですか?」という問いに「まだまだ俺なんてヒヨッコだよ。(笑)」と答えていたことを思い出した。そんなやんちゃなオヤジになれたらいいなぁと遠くの空を見ながら思っていた。
コメント