経済同友会で「新しい時代に求められるリーダー像」についての提言がまとめられている。イオン、武田薬品、オリックス、ソニー、リコー、リクルート、花王、日産、三菱商事など複数の企業へのヒアリングと、日本でも有数の企業のトップ、イトーヨーカドー鈴木会長、花王後藤社長、シャープ町田社長、キヤノン御手洗社長、楽天三木谷会長、松井証券松井社長、ベネッセ森本社長、日本IBM大蔵社長などへのインタビューを通じてまとめられた内容である。
詳細は”こちら”を見ていただければと思うが、端的にまとめると以下のような「革新型リーダー」を多く排出することがこれからの厳しい経営環境では重要になる、ということである。
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■革新的リーダーとは
時代の流れを鋭く感じ取る感性を持ち、ビジョン・目標を掲げ、組織のイノベーションを行い、新たな価値創造(WHAT創出)を主導するIQとEQを備えたBQ(ビジネス感度)の高い人材
■革新型リーダーの7要件
・夢や未来を描き、語り続ける力
・自ら価値創造ができる力
・変化への対応力
・考え抜き、結果を出す力
・人をひきつけ、動かす力
・スピーディーな意思決定・決断力
・品格・高潔さ
■革新型リーダー開発のポイント
・仕事経験による開発
-若手時代から計画的に「機会・場を与える」
-仕事を通じたハードトレーニング(新規事業や事業再生等)
・育成による開発
-研修などにより体系的なスキルを育む
-ビジネススクールとのコラボレーションにより独自のプログラムを行う
-他社リーダー候補者との交流(他流試合)
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特に革新型リーダー開発というところでは、我々グロービスが寄与できることが多くあるだろう。
仕事経験による開発の分野である「機会を与える」ということはその企業の中で行うべきことであるが、「研修によって体系的なスキルを開発すること」や「ビジネススクールとのコラボレーションで独自プログラムを行うこと」はGOL部門が様々な企業に対して提案し実行し続けてきたことであるし、他社のリーダー候補者との交流はGMSを通じて実現することができている。
経営環境の変化の中で、自立的に行動し周囲を引っ張ってことができるリーダーの存在は今まで以上にその必要性は高まっている。このような環境下で、グロービスとしてはGOL及びGMSを通じて世の中に引き続き高い価値を提供していきたい。
また、一個人としても不確実な中でも「正しいことを正しく実行できる」存在でありたいと思う。
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