今日はクリシンのクラスの5回目である。5回目のテーマは前回に引き続き「問題解決」であった。
クラスを終え帰り際にある受講生の方に声をかけられた。その方が「今仕事でクリシンで学んでいる手法を使いはじめているんです。それで、あるトラブルがあってそれをこれまではあまり深く考えずに対処療法的に対応していたんですが、クリシンで学んだ手法を使って考えていくとこれまで見えなかった解決策が見えてきたんです。」とおっしゃっていた。
これほど講師をしていてうれしいことはない。新しい考え方を学ぶことや思考パターンを変えるだけでも意味があるとは思うが、やはりそれをビジネスの現場で使ってもらいたい。
「知行合一」という言葉がある。王陽明の言葉である。この言葉は、知識や行動は本来は一緒であり、知っただけで行わないのは真に知ったとは言えず、真の知は実行が伴うものである、という考えである。つまり、知識と行動は一体でなければならないということである。
知だけに頼ってはならない。行動があってこそ、人間が成長するのである。
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