昨日の日経新聞中部版に以下のような記事が掲載された。
--------------------------------------------------------------------------大手VCのグロービス、業績好調な中部企業にも投資
大手ベンチャーキャピタル(VC)のグロービス(東京・千代田、堀義人社長)は中部企業への投資に乗り出す。これまで首都圏を中心に投資してきたが、業績好調な中部の企業にも投資することで収益向上やリスク分散につながると判断した。まず今月中に名古屋市内のマンション賃貸会社に出資する。
グロービスの投資子会社、グロービス・キャピタル・パートナーズが運用する200億円のベンチャー投資ファンドから出資する。このほど短期賃貸マンション事業などを手掛けるアットイン(名古屋市、勝川清史社長)と投資契約を結んだ。アットインが実施する第三者割当増資を引き受け、約2億3000万円を出す。
筆頭株主で発行済み株式の3割強を保有する勝川社長に続き、投資後はグロービス側が2割強を持つ第2位株主になる。グロービスの投資担当者がアットインの取締役に就任し、市場開拓などを後押しする。
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いよいよ名古屋に本社のある会社に対してグロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)が投資することになった。これまでは、過去に中部圏に本社があったクララオンラインさんやクセロさんなどへの投資はあったが、現在中部に本社を置く会社がなかったので、ぜひ投資を実行してもらいたいと思っていた。
グロービスは「ヒト・カネ・チエのビジネスインフラを構築し、ビジネスの創造と変革を促す」というビジョンを持っている。
GMS(スクール部門)やGOL(企業研修部門)、GMI(出版部門)を通じてチエを得る場を提供し、GMB(人材紹介部門)が新しいポジションを探すヒトの支援をしていく。カネの分野においてはGCP(ベンチャーキャピタル部門)を通じて新しい企業の支援を行っていく。これらが有機的につながっていくと、新しいビジネスのダイナミズムが生まれていくはずである。
今回のアットインさんは象徴的な事例である。社長である勝川さんはグロービスの受講生である。その勝川さんが起業され、成長を支援するためにカネの分野でのサポートを行っていく。次はヒトの面での支援も本格的にできればと考えている。
これまでこのような事例は東京ではあったのであるが、名古屋でもいよいよ動き始めてきた。
今後もこのような実績を積み上げていき、中部においてもグロービスの周辺で新しいビジネスの動きがうまれるように仕掛けていきたい。
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