前から気になる言葉であるが調べることをしていなかった言葉がある。
それは、「セレンディピティ」という言葉である。
ここ数ヶ月で何人かの方から、この言葉を聞くことがあった。しかしながら、なんとなく聞き流していて言葉の意味合いや語源について調べていなかった。
その言葉の解説を思いがけず日経新聞で発見してしまった。それは本日が最終回であった生化学者早石修先生の「私の履歴書」の中にあった。
私の履歴書では、「五世紀からペルシャに伝わる『セレンディップの三人の王子』というおとぎ話がある。セレンディップとは現在のスリランカを指す。そこで生まれ育った三人の王子が海外への冒険旅行を命じられ、周到、綿密な計画を立てる。
しかし、いざ出発すると書物で学んだ知識はまるで役に立たず、盗賊の嫌疑をかけられたり、恐ろしい災害や怪獣に遭遇したりする。王子たちは思いもかけぬ経験を積み、新しい知識を身に付けて帰国し、祖国を難局から救う。この故事にちなみ、偶然による科学上の発見を『セレンディピティ』と呼ぶ。」とあった。
やっとセレンディピティの語源を知れてうれしい朝であった。
もう一つ、早石さんのまとめの言葉が素晴らしいので、ここに共有したい。
「Today is the first day of the rest of your life.」
今日からがんばりましょう。
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