今日は東京の武道館に向かう。アンジェラ・アキさんのライブに行くためである。アンジェラは約1年半前に「HOME」でデビューしてから着実にファンを獲得し、アルバムも大ヒット、そして、今年の紅白出場も確定したシンデレラガールである。
実は私はアンジェラをとあるテレビで見て以来、ファンとなってしまい彼女の活動を追いかけていた。そして、ついに念願のライブのチケットを得て生アンジェラを見ることができる機会を獲たのだ。
このライブは武道館はじまって以来のピアノのみの弾き語りライブである。やはりライブではCDで聞く以上に素晴らしいピアノの技術と大迫力の声量、そして、四国なまりが抜けない飾らない語り口で、とても楽しい時間となった。
もちろん、歌や曲も素晴らしく感動モノだったのだが、一番心を震わせたのはアンジェラの話である。
彼女は18才の時にワシントンDCに留学をし音楽を志したが、なかなかうまく行かず、毎日バーなどで演奏していたが、お客さんが聞いてくれなかったり、時には酷評を受けることもあったそうである。
それでも、彼女は夢を諦めずに音楽をやり続けた。そして、そんな3年前のある日に、椎名林檎さんのコンサートに武道館に来て猛烈に感動し、メジャーデビューも決まっていない段階だったが、「3年後までに武道館で歌う」という目標を紙に書いて家のドアに張ったそうである。
そして、その期限が2006年いっぱいだった。だからこそ、どうしても2006年のうちに武道館に立ちたかったから、この12月26日にたった1日のライブを行ったのだ。ギリギリセーフであるが夢が奇跡的に現実のものとなった。
ライブの中でその中での葛藤や思いを語ってくれたのである。その話を聞き、強く感動した。
アンジェラが明確に目標を持ち、そして、その目標に向かって諦めず粘り強く取り組んだからこそ、この日が実現したことは間違いない。よく夢に日付を、ということをキャリアを考える際にいうが、アンジェラもそれを体現したと言える。
アンジェラからライブの中で「Keep on Dreaming all your life」というメッセージをもらった。我々ビジネスパーソンとしても多くを学べる感動のライブで、年末に素晴らしいプレゼントをもらった気分で武道館をあとにした。
※このライブにご興味のある方は春にDVDが発売されるそうですので、そちらをご参照ください!ホント、いいですよ。
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