4月期に「クリティカルシンキング」と合わせて「ビジネス・ファシリテーション」をグロービス・マネジメント・スクール名古屋校で担当することとなった。
何度かこのブログでも取り上げている概念ではあるが、そもそもこの「ファシリテーション」という言葉、聞き慣れない方も多いかもしない。
ウィキペディアでは、ファシリテーションとは「組織での会議の場などで、発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、相互理解を促進し、合意形成へ導き組織を活性化させる手法」と定義されている。
仕事において会議を仕切る立場になっている方もいるではないだろうか。そして、その中で、いかに合意形成に導いていくか、という点に悩まれている方もいらっしゃるはずである。
また、最近の若手社員って命令ではなかなか動かない傾向がある。そのような若手社員をどうしたら行動に促すことができるか、悩んでいる方も多いだろう。
さらに言えば、他部署を巻き込みながら仕事をしなければならないけれども、どうもうまく納得してもらえない、ということを感じている方もいるはずである。
このような場合、これやろう!と自ら決めてもらうのが一番いいはずだが、ファシリテーションの技術を学ぶと、質問や指摘をうまく活用しながら、自然と相手や周囲の方々に意思決定してもらうよう促していくスキルが高まっていく。
その結果、上記のような問題をうまく解決することができるようになる。
これまで、私は企業内研修での講師としてファシリテーションを教えることが多かったのだが、このたび、GMSで教える機会を得た。
ちなみに、私自身も様々な経験で実際にファシリテーション技術を活用している。
講師という立場でファシリをすることもそうであるし、社内での他部署を巻き込むための会議、お客様とあるテーマを議論する会議、等などがある。
お客様との会議では、たとえば、とある合併予定の会社のそれぞれの人事部の方々がいらっしゃる会議で、合併後の育成体系を考えていくという場面に遭遇した。
当然、それぞれの思いがあって綱引きがされていく。それを解きほぐしながら、合意に導くためにファシリテーション技術を活用し、なんとか無事に会議を終えることができた。結果的にそのファシリによって、その会社の方々から信頼が高まり後々大きなお仕事をいただくこととなった。
クラスでは、ファシリテーションの技術を押さえるポイントをしっかりと習得していただくとともに、私が普段意識している実際にファシリをする際の心がけ・心構えもお伝えしていきたいと考えている。
コンテンツも充実していますし、クラスではロールプレイなどを多用して、実際に皆さんに経験をしてただくセッションを沢山用意しているので、ご興味のある方はぜひお申込いただきたい。
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