本日は、A社のグローバル・エグゼクティブ・プログラムに参加させていただいた。
日本に本社を置くA社はグローバルに事業拡大を進めており、全世界にいる経営幹部候補の育成が急務になっている。そのため、グローバル・エグゼクティブ・プログラムに全世界の受講生を集めて幹部育成に取り組んでいる。
我々グロービスではそのプログラムの一部をお手伝いすることとなり、同社の研修所に向かった。
集まっている方々の出身地は世界各国であり研修プログラムの言語は当然英語となる。今回、グロービス・インターナショナル・スクールで講師をお願いしている外国人の講師に担当いただいた。この講師の方はもともとGEに長く務められており、非常にエネルギーレベルが高い。
GEのリーダーには『4E』が求められるとよく言われる。4EとはEdge, Execute, Energy, Energizeの頭文字を取って作られた言葉である。興味深いのはエネルギーレベルに関わることが2つもあるということだ。
Energyは自分自身で自発的にエネルギッシュに仕事に取り組めるか、ということであり、Energizeは自分自身だけではなく周囲にエネルギーを伝播できるか、ということである。
グローバルな競争の中で勝負していくためには非常に高いエネルギーレベルが求められることがGEの4Eの言葉を見るとよくわかる。
今回のグローバル・エグゼクティブ・プログラムでは、担当してもらった講師には普段通りの高いエネルギーレベルで最初から全力投球でクラスを進めていく。すると、最初は低いテンションだった受講生もそれに呼応するかのように「俺はこう思う」「私はこう思う」という意見がどんどん出てくるようになっていき、終わるころには大変活発な素晴らしいクラスが展開されていった。
講師自らが発火点になりながら、周囲に講師のエネルギーが乗り移っていくことが目に見えるようであった。
講師のエネルギーレベルが低かったりすると、受講生のテンションは下降していき、クラスは低迷してしまうだろう。日本人以上に率直な人が多い外国人であるから、きっとそのような結果になってしまうであろう。
日本というステージを越えて、グローバルというステージに入ると、「エネルギーレベルの高さ」というのが非常に重要であるということを再認識した1日であった。
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