社内のマーケティングに関わるスタッフがIMRJ(インタラクティブ・マーケティング&リサーチ研究会)主催のセミナーに参加してその報告があった。スピーカーはネオテニー株式会社代表取締役社長伊藤譲一氏である。
その中でブログに関しては以下のような話が出ていた。
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■ブログの爆発的普及
・ブログは5ヶ月毎に倍になっている。インターネットの黎明期を思わせる伸びである。これからますます伸びるだろう。
■宣伝によって売り込むのではなく、ブログをつかった宣伝も出てきている
・宣伝で売り込むのは一つだけれども、今の若い子が何をしているか、何がかっこいいかを感じる必要がある。
例:アップルのipodは宣伝なしで売れた。開発者がプライベートなブログに書き、それをブロガーが広めることによって。上手にネットの口コミを使っている。
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ブログが5ヵ月ごとに倍となっているというのははすごい。総務省の調べでは05年03月現在でブログはすでに335万人が利用しているそうだ。ただし、実際は複数のブログサイトに登録したり、更新がほとんどされていなかったりで、実際のアクティブブロガーは100万人弱だそうだ。
現在、アクティブブロガーが100万人だとしても、これが継続的に増えているとなると数年後にはかなりの数字になる。
量だけではなく、ブログの質も大きく進化していることであろう。数年後には、おそらく、動画や音声の利用も相当数増えているだろう。その中でブログのビジネス上の価値も変化しているはずである。上記のようにプロモーションの一つのツールとしてはごく当たり前のように使われることになるであろうし、一つの流通経路としても今まで以上に活用されていくであろう。
それ単体でビジネスとして成立するブログは限られているであろうが、既存のビジネスとブログをうまく組み合わせるスタイル(昔言われたクリックアンドモルタル型?)が増えているだろう。いずれにしてもこれからの進化が楽しみだ。
では、自分のブログがどうなっているのであろうか。それはよくわからない。あまりビジネスユースは意識していないので、今のところは書きたいことをタンタンと書いていきたいと思う。