「皇帝ペンギン」という映画を見に行く。この映画はマイナス40度の極寒の地である南 極で生き抜くペンギンを追い続けたドキュメンタリーフィルムである。監督はリュック・ジャッケ氏というフランス人監督である。氏は動物行動学者でもあり、3名の仲間と実際に南極で8,800時間ものフィルムを取ったそうだ。以前宣伝を見てからぜひ見てみたいと思っていたのだが、やっと念願がかなった。
映画の中では、ペンギンが子供を産むために安全な地までの行軍するところから始まり、つがいとしてこともを生み、寒さや外敵から身を守りながら子供を育てていく様が丁寧に描かれている。
ペンギンは人間のように夫婦ペアになって協力し合いながら子供を育てていく。ただし、子供を生むための安全な場所は海岸から程遠く餌を得ることができない。そのため、卵が生まれると夫が卵を守り、妻が餌を取りに向かうのだ。夫婦が一致団結しわが身を削って子供を育てるのだ。その献身的な姿に心が打たれる。
そして、子供ペンギンのかわいさは想像以上であった。親ペンギンの足の間から頭を出している姿やたくさんの子供ペンギンが集う様はぬいぐるみのようで愛くるしい。
1時間半と短い映画であるが、見終わると相当癒される。途中、あまりの癒し系の映像にうとうとしてしまったのだが、それは内容が退屈であったからではないのであしからず。
皇帝ペンギンオフィシャルサイト:http://www.gaga.ne.jp/emperor-penguin/index2.html