以前から何度か紹介してきたスタンフォード大学のクランボルツ教授が考案したハップンスタンス・アプローチ。(参考ブログ)
偶然を必然に変えるキャリア論に関する本「その幸運は偶然ではないんです!」が出版された。
同書では、いわゆる戦略的キャリア形成(キャリア目標を明確に描き、その目標に向けてステップアップしていくアプローチ)ではなく、偶然の出会いや偶然の出来事を最大限活用してよりよいキャリアを創るためのアプローチ(というか「心構え」)について、多くの事例をもとに解説してくれる。
ハップンスタンス・アプローチの象徴的な事例は、クランボルツ教授自身の体験である。
「12才になったころ、友人にテニスをやろうと誘われて一緒にテニスをするようになった。大学に入ってもそのままテニスを続けていた。その大学でコーチのウォーラー先生と出会う。大学2年になると専攻過程を選択しなければならなかった。ただ、自分自身、何を選ぶべきか全く分からなかった。そこで、信頼できるウォーラー先生に相談すると、先生はいとも簡単に「それは心理学しかないでしょう。」と言った。なぜなら、ウォーラー先生はテニスのコーチであるとともに心理学の教授でもあったからだ。私が選んだのではなく、先生に選んでもらった心理学の分野でがんばって結果的には自分も教授までなれ最高のキャリアだったと思う。」
このような経験や多くの人物についての研究から、自ら意図したわけではないが結果としては最高であったキャリアを作り出すためには、以下のような心構えを持つといいと説明している。
・想定外の出来事を最大限活用する
・選択肢はいつもオープンに
・結果が見えなくてもやってみる
・どんどん間違える
・行動を起こして自分の運をつくりだす
・まず、仕事についてからスキルを学ぶ
・内なる壁を克服する
これらを私なりに解釈すると、以下の3つの心がけが大切であると思っている。
-1つのことにこだわりすぎず、常にオープンマインドを心がける
-考えすぎてしまうことなく、まず行動を起こしてみる
-前向きに取り組む過程で、自らを成長させていく
私のキャリア論に対する見解は、以前のブログにも書いたのだが、戦略的キャリア形成アプローチとハップンスタンス・アプローチの両者の視点をバランスよく持つことが大切であると考えている。目標なき行動は不毛だし、行動なき目標は無意味である、ということだ。
この本の最後にジョン・ガードナー氏(リンドン・ジョンソン大統領のもと、保険・教育・福祉長官として、公民権法の施行、医療保険制度の立ち上げ、公共放送教会の設立等に貢献した)が88才のときに自分の人生を振り返り語った文章を引用しているので紹介したい。
「私のキャリアは一貫性はあったけれどももつれた毛糸の玉のようだった。私は自分がどこに向かっているか理解していただろうか?ぜんぜん!私は論理的にキャリアを計画しただろうか?ぜんぜん!全体構想などなかった。私は生涯を通じて元気よくヘマをやり、成功し、頭から転び、起き上がってはまた前に突進して、いくつかのシンプルな価値観にこだわり、だれかが言っていたように”いつも学び、いつも挑戦し、いつも好奇心を持つ”というよい信念を持って生きようとしてきたカリフォルニアの少年だった。」
こんなじいさん、いいですよね。(^^)
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投稿情報: 医療保険・がん保険 | 2007-10-31 19:24
はじめまして。
私は、早稲田大学3年生の夏川潤香(21歳)です。
現在、社会の問題点をわかりやすく綴ったブログ活動を目指しています。
その最初の話題は『靖国問題』に決めました。
これを12月末までやります。
他にも、起業や創業、株式市場、他国の反日教育などを取り上げていく予定です。
さて、近年のホームページ、特にブログの影響力は、世論を動かす強大なものになっています。
私は、ブログで日本を洗濯していきます。
そして、ブログで日本を変えていきたいのです。
混沌とした今の時代には、社会を変える『志士』が必要だとは思いませんか。
『志士』は男性だけでなく、女性でもなれると思います。
私は女子学生の『志士』になりたいです。
来年、ゼミの皆と、一時的に起業します。
そして、卒業後は、経済産業省で働き、今までと違った女性官僚として、活躍していきたいです。
ブログを読まれた皆さんの感想などが知りたいです。
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ここまでお読み頂きありがとうございました。
※闘う早大生:夏川潤香の『日本を洗濯します!』
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投稿情報: 早大生:夏川潤香 | 2005-12-14 15:33