NHK-BSの経済羅針盤に東京スター銀行の頭取であるタッド・バッジさんが登場した。東京スター銀行の前身は破綻した東京相和銀行。破綻後、日本で初めての外国人の頭取として再生を果たし、今では財務内容も改善され、かつ個人向け、中小企業向けにユニークなサービスを提供して躍進をしている。
同行の店舗に私も行ったことがあるのだがファイナンシャルラウンジと言い、一般的な銀行の店舗とは違い、広々として明るい雰囲気で個別のブースがあり、とてもよい空間である。
このタッドバッジさんの本を1年ほど前に読んだのだが、非常に面白い内容であったことを記憶している。
今回のTVでは仕事面だけではなく、タッド・バッジさんのプライベートについても語られていた。TVを見ていてメモった語録は以下の通り。
-----------------------------------------------------------------
・店舗などのハードはいくらでも真似できる。重要なことはビジョンやミッション、理念等
のソフトに関わるもの。ここに力を入れている。
・頭取として中小企業のお客様に訪問するときが一番楽しい時間。最初は外国人だということで驚かれるが、話していると打ち解けていく。
・一番大切なことは時間の使い方。特に家族との時間は優先的に取ろうと思っている。頭取はいつか辞めるが父親を辞めることはできないので。
・バランスがとても大切。仕事、家庭、自分、社会貢献、それぞれについてバランスよく時間を使うことが大切だと思う。
------------------------------------------------------------------
にこやかに仕事や家族について語るバッチさんは大変魅力的な雰囲気を持っていた。
企業のトップ、それも一度破綻した会社のトップという厳しい環境においてもバランスを取りながら仕事をされている話を聞き、バランスが欠けていた自らの生活について反省された。
コメント