昨日のエントリーを読み返したのだが、Amazonの企業文化というものは明文化されているのだろうか、ということが疑問として沸々と湧いてきた。
そこでWebに飛んでみると、Valueという形で明文化されていた。具体的には以下のように書かれている。
- Customer Obsession: We start with the customer and work backwards.
- Innovation: If you don't listen to your customers you will fail. But if you only listen to your customers you will also fail.
- Bias for Action: We live in a time of unheralded revolution and insurmountable opportunity--provided we make every minute count.
- Ownership: Ownership matters when you're building a great company. Owners think long-term, plead passionately for their projects and ideas, and are empowered to respectfully challenge decisions.
- High Hiring Bar: When making a hiring decision we ask ourselves: "Will I admire this person? Will I learn from this person? Is this person a superstar?"
- Frugality: We spend money on things that really matter and believe that frugality breeds resourcefulness, self-sufficiency, and invention!
記事に出ていたので昨夜のエントリーでは「カスタマーフォーカス」と書いたのだが、WebのValueの原文では上記の通り、「Customer Obsession」というのが1番目に出てきている。
Obsessionというのを辞書で調べてみると、「執念、取り付かれること、執着、強迫観念、考えや感情が頭から離れないこと」とあった。
日本語で書けば「お客様への執念・執着を持ち、お客様のことを片時も頭からなくさず考え続けること」というような意味合いである。
これはカスタマーフォーカスという語感とはもう一段も二段も重たい語感であった。
そのような思いが創業の頃からあるからこそ、バーンズアンドノーブルがオンライン書店に参入してきたときも、競合に目を向けるのではなく、お客様のことを徹底的に考え、お客様に対して真の満足を与えていくことができたのだろう。
アマゾンらしい経営者の思いが伝わってくるValueであった。