フォンテーヌブローの街はとても小さいのだが、きれいに飾られていてこちらはクリスマスの装いになりつつある。きっと日本もクリスマスモードに入りつつあるのだろう。
先週は経営戦略について6コマを使って学んだのだが、その内容を共有したい。
・Strategy
このクラスの教授はHBSでPh.Dを取ったインド人の方。コールドコールで次々に指していくスタイルでこちらでは珍しいタイプ。
Strategyは6コマ割かれているのですが、それぞれテーマがある。
1)Industry Analysis
このテーマはアップルコンピューターのケースを使用する。分析は5 forcesで業界を分析しつつ、何がGrowth、Profits、Sustainabilityを生み出すのかということを議論していく。
ケースをベースに議論するのも行ったのだが、それ以上に今アップルが何をやっているのか、その戦略にはどのような意味があるのか、という点にかなりの時間を割いて議論をしていくのは面白い。
2)Competitive advantege
このセッションはNovoのケースが題材。糖尿病の薬を世の中に初めて出したEli lillyという業界トップに対して後発であるNovoがどのように競争優位性を獲得していったのか、その過程でどのような投資を行っていたのか、さらに企業の役割とは何か、という点も議論をしていった。
ファカルティーからは企業の役割(Role)はEnhance quantity andquality of lifeである、というメッセージが繰り返し出される。ファイナンスの授業でもそうだが、INSEADではIndicatorに目を奪われるのではなく、それをうまく使いこなし、企業の役割を果たすのがマネジメントの役割である、ということを強調していく。
このクラスにはNovoの社員が参加していて、事前にファカルティと打ち合わせを行っていてクラスの最後に15分ほどプレゼンテーションを行ってくれた。Novoは今では業界No.1になっているとのこと。
3)Value Creation, Growth vs Sustainability
このセッションはINSEAD作成のReuterのケースを使用、同社がインターネット戦略で取った失敗を題材にしている。
インターネットの勢いが増してきた90年代後半に、経営者がアナリストとの会合においてインターネットの戦略について問われて、戦略が何もなく、株価が下がるところから話が始まる
。受講生は同社のインターネットに対する戦略を練ることが課題となっていて、クラスの冒頭
にプレゼンを受講生が行った。ここでは、経営者、アドバイザー、アナリストに分かれてクラスディスカッションを行っていった。
同社は戦略立案においてWhat、For whom、Howという要素を一貫性を持って考えなければならないが、Reuterはインターネットというツールを過信し、BtoBからBtoCに飛び込み、Valueを作り出せないまま迷走していったことが失敗の原因であるという落ちでした。
クラスの展開とストーリーとラーニングポイントがうまく繋がっていたセッションで納得感が高かった。
4)Global Strategy
このテーマは2コマを使って行われた。一つはTelefonicaというスペインのテレコム会社でヨーロッパ、南米に進出していく話と、SAPがドイツの会社からグローバル企業に変化していく過程をまとめたケース。
海外に進出していく上でのリスクと、そのリスクを乗り越えていくための方法について解説がなされていく。特に、SAPのケースでは、People Advantageをどのように維持、拡大していくべきか、という点を議論していった。
ここでは以前学んだFair leadershipの概念が導入されていて、
-Head office should be familiar with local condition
-Logic behind final dicisions must be explained
-Local mgmt should be able to challenge HO decisions
-There must be two-way communication
-Practices must be consistent across units
というFair Processの大切さが強調されていた。
さらに、戦略よりも企業文化のほうが強いからこそ経営者はよりよい企業文化を作らねばならない、というメッセージも語られていてる。これはGOLでも謡っているメッセージと一致していて、GOLで発信しているメッセージは世界とも一致している、ということを確認できた。
5)Corporate Strategy
最後のコマはSONYのコロンビアピクチャー買収のHBSケース。シナジーを経営において生み出すことの難しさについて語られて、Sonyがなかなかその後、うまく収益を生み出すことができなかったということが解説されていた。
さらに、そこからさらに、経営の意思決定とは?ということを議論していった。そして、経営者の大志(Ambision)がなければ戦略は始まりもしないということがファカルティのメッセージであった。
Yes you are right. adding signatures in our emails get a lot of traffic. thanks for the tutorial Alisa. You site is great. its My first visit on your site. Fond it very cool.
投稿情報: cheap ugg mini bailey button | 2013-10-25 02:46