本日はとある外資系メーカーのトレーニングプログラムの講師を担当していた。このトレーニングはグロービスの持っているコンテンツを同社のリーダー行動にあわせた形でカスタマイズ提供をしているセッションであった。本トレーニングプログラムを準備をするにあたって、昨年後半からクライアントの方々との議論を行なってきた。
この取り組みがこれまでの私の経験と違うことは何かというと、カウンターパートのご担当責任者が2名いらっしゃるのだが外国人であるということである。従い、準備に向けてのミーティングは全て英語である。これまで、外国人を対象にしたトレーニングを企画するにあたって日本人と数名の外国人と一緒にプロジェクトを進めることはあったが、今回は日本人がプロジェクトのカウンターパートにいない。このようなケースははじめてであった。
トレーニングの参加者のほとんどは日本人なので、本日のセッションは日本語で提供をしていたのだが、外国人の方が一人いらっしゃり、同時通訳での対応をされていた。ただ、残念ながらこの方が自由に参加できるような準備ができておらず、やや参加しにくい状況を作ってしまったことは反省である。個別に休憩時間にフォローをしながら、彼の理解をサポートをしていたというのが実態であった。
セッションを終えて、参加者数人の方と話をする機会があったが、現場に即した実践的な内容と感じていただけたようである。ぜひ、今日学んだことを今後の業務においてご活用をいただきたい。また、カウンターパートの外国人の方とも話をしたのだが、想像以上に自社の考え方にヒモ付けていたのがよかったというコメントをもらえたことはうれしかった。
同社とのプロジェクトはこれで終わりではなく、まだ継続していくプロセスなので、今後に向けて簡単に意見交換をして先方オフィスから帰路についた。
そんな取り組みをして帰宅すると、本日のNHK「クローズアップ現代」のテーマが”グローバル社会の中のあるべき人材”であった。番組では堀場製作所の外国人社員の登用のストーリーが紹介されていた。初めて役員にインド人を登用し、他にも多数の外国人社員を日本人と分け隔てなく採用するという。
改めて、我々は世界につながるグローバル社会の一員であり、日本にいる日本人のみならず、外国人の方々とも”協働”し、新しい価値を生み出していくことが求められているということを再認識する一日であった。
donaldさん、コメントありがとうございます。大変興味深い問いですので、別途ブログを書いてみました。井上陽介
投稿情報: 井上陽介 | 2010-04-08 11:46
INSEADの留学記事から購読しています。昨年MIT Executive educationに一月参加しました。
海外で働く日本人が登用されるには、何が重要なファクターでしょうね?
投稿情報: donald | 2010-04-07 18:20