先週金曜日にはベンチャー企業の経営者にお会いし、さらに夕方には友達が立ち上げたファッションブランドの展示パーティーに行って感じたことを書きたい。
午前中には、とある領域で新しいサービスを立ち上げようとしている経営チームのメンバーと議論する機会を得た。彼らと新しいプロジェクトを一緒に立ち上げないかということを検討するためである。同社は、医療系のとある領域において社会的な歪みについて問題意識を持ち、新しいサービスの必要性を感じて立ち上げた会社であった。
彼らと話しをしていると非常に目が輝いている。そして、彼らがしきりに繰り返していたのは、「まずは何かを一歩踏み出して動かしたい、そうじゃないと波紋が生まれない」ということである。私も彼らと一緒に何かお手伝いしたいという気持ちにさせられた。
なぜそう感じたのか、自分自身を客観的に振り返ると、その事業や我々が取り組もうと思うことに「意義」を感じられたからであった。もちろん、我々のビジネスとして意味があるか、という観点も考えるわけだが、もっとも感じたことはその取り組みの「意義」に賛同できたからなのであろう。
そんなことを感じながら、仕事を終えて友人が立ち上げたブランドの展示パーティに行ってきた。そのブランドを立ち上げた友人は、昔から知っている後輩の女性である。彼女は忙しそうに駆け回っていた。その姿を見て午前中お会いした経営者の一人の方と同じ目の輝きを見出すことができた。
彼女の姿を見て、自分もエネルギーが増幅されるぐらいの目の輝きだった。彼女からは自分のブランドを立ち上げたという「喜び」を感じることができた。少しだけ話をすることができたが、お金を工面するための苦労や実際にすでに大手百貨店からの発注をもらっている話等、聞いても大変だろうけどワクワク感のある話であった。
ちょうど週末に「Happier」という本を読む機会があった。この本は副題に「ハーバード人気No.1」と書かれている通り、ハーバードの学生から最も多くの履修登録がなされている心理学の授業をまとめた本である。著者のタル・ベンシャハーはポジティブ心理学という分野の人気の講師だそうだ。
同書では、幸せということを考える際に、「意義」と「喜び」という二つの概念が欠かせないと言う。そして、もうひとつ大切な概念が「長所」である。これらの輪が重なるコトに取り組めることが幸せにつながると言う。
金曜日の二人には「意義」、そして、「喜び」を見出すことができた。そして、二人とも自らの「長所(強み)」を生かして新しいチャレンジングな仕事に取り組んでいる。我々もこの「意義」と「喜び」を忘れてはならない。また、自分の「長所」を自己認識することも極めて大切であると思う。
そして、もうひとつ。私なりの発見は、これらの「意義」や「喜び」というのは人に伝播する、という事実である。私も、事実、彼らの「意義」と「喜び」を感じることができた。
二人には心から頑張ってほしい。
私井上陽介と申します!
同性同名ですねww
まぁこれからよろしく!!!
投稿情報: yousuke | 2010-07-07 21:17