名古屋校立ち上げのプロジェクトがスタートして約8ヶ月が経ち、本日、入学オリエンテーションを終えた。スタート時にはまったく何もなかった状態だったのに、今日のオリエンには多数の方々に集まっていただいた。不思議な感覚である。
オリエンの交流会で語り合い、笑っている受講生の皆さんの姿を見ていたら胸に熱いものがこみ上げてきた。当初計画していたのが3クラスであったが最終的には6クラス開講する運びとなった。計画を大幅に上回ったということでは立ち上がりは大成功だったと言える。
ただ、これからやるべきことは多数ある。何事も始めるよりも継続することの方が難しい。
クラスの質を高めるよう努力し皆さんに満足してもらわなければならない。さらにネットワークを広げながら名古屋においてグロービスができることの幅を広げていかなければならない。そのようなことを考えながらも収支に目を光らさなければならない。
やるべきことは山積みである。
そんな状態であるが、今は先の心配は忘れさせてもらって、これまでを振り返らせてもらいたい。
2月、3月の段階では、どこまで需要があるかわからないので、徹底的に需要を探った。そして、名古屋人になりきるために名古屋生活にどっぷりとつかろうと努力をした。もちろん、手羽先、味噌カツ、海老フリャーは当たり前である。
4月から説明会もスタートし、多くのマネジメントを学びたいと思う方々と語り合う機会を得た。説明会ではアンケートで酷評を受けたこともある。 企業で人材育成を担当している方々に電話をしてはアポを取りグロービスの紹介を行った。
7月には開校記念セミナーを開催した。それ以外にも4つのセミナーを仕込み、多くの方々にグロービスの存在を認知いただくことができた。
8月、9月は最後の追い込みのために、出来る限り多くの方々にお会いした。一方でクラス実施のための体制作りにも奔走した。
1日1日行うことがすべて次につながっていく。良いフィードバックも悪いフィードバックも吸収しながら、一歩一歩前に進んでいく。2月には何の自信もなかったが、自分が行動するごとに少しづつだが自信が積み重なっていった。この”経験”は何にも変えがたい学びであった。
このような”経験”の過程で、多くの”出会い”を得ることができた。名古屋在住で東京や大阪のGMSに通う受講生の方々には本当にお世話になった。名古屋校開校を歓迎してくれて、様々な場面で助けてもらった。キーマンマンを紹介していただいたり、友人に受講を勧めていただいた。皆さんと出会い、語り合うことができたことで多くの学びを得ることができ
た。 また、お会いしたことはないのだが、この奮戦記を読んでメールをくれた東京や大阪の受講生の方も多数いらっしゃる。その方々一人ひとりから勇気をもらうことができた。
そして、実際に10月からのクラスに申し込んでいただいた名古屋校の受講生の皆さんにも「ずっと待っていましたよ~。」「楽しみにしています。」といったコメントをもらい、勇気付けられた。
さらに、社外の方々だけではなく、社内の者にも様々な場面で助けてもらった。幸い、当プロジェクトではGDBAに進んでいる野田や新しく入社してもらった小山田といった素晴らしいメンバーに恵まれた。新しいチャレンジということで社内でも多方面から協力をもらうことができた。
このような”経験”や”出会い”から思い出すのは西堀栄三郎という日本初の南極探検隊隊長の次のような言葉である。
「勇気が自信に先行し、経験が勇気をつくります」
僕はこう解釈している。誰だって初めは自信なんてないんだ。ただ、勇気を持って一歩踏み出すと経験を積むことができる。その経験が次の一歩を踏み出す勇気になり、いつしか自信に変わる。 名古屋校開校プロジェクトを今日まで進めてきて、この言葉を初めて実感として理解することができた。これまでは言葉として知っているだけだったのが、腹に落ちたのである。
つまり、やってみたいと思ったら、”一歩踏み出してみる”ということが何よりも大切だ、ということだ。 いつか私が死ぬときに、きっとこの8ヶ月のことを思い出し、このような”経験”や”出会い”を積ませてくれたグロービスに、そして、人生に感謝するだろう。
最後にお世話になって皆さんにこの場を借りて御礼を。
本当にありがとうございました。
そして、みんなでよりよい未来を築いていきましょう!(^^)/
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