井上陽介のブログ

誕生日

本日は誕生日である。

思いがけず多くの方から「おめでとう」のメールをもらう。特にGREEで登録されている方々からたくさんのメッセージをいただいた。
メッセージを送っていただいた方々、ありがとうございます。

誕生日の今日は朝から仕事がビッチリと予定されていて仕事を終えたのが結局23時を回ってしまった。

今日は仕事漬けの誕生日だった。（ちょっとさびしい。(^^;;）

二尊院で見つけた「あおいくお」

昨日に続き、京都にいる。今日は嵐山に向かう。京都の中心からJR線で20分程度であるが、すぐに景色が変わる。

馬堀駅まで行き、トロッコ列車に乗車し、ゆっくり揺られて嵐山の自然を肌で感じる。

嵐山駅で降りて向かったのは二尊院。なぜ、二尊院に行きたかったのかというと、五木寛之氏が書いている「百寺巡礼」で紹介されていたからである。

二尊院の門をくぐると、とても美しい石段が待ち構えている。紅葉の季節はさらにきれいだろう。

　

　　

　

　
本堂に向かうとそこに仏像が二体ある。1つは釈迦如来像、もう１つは阿弥陀如来像だそうだ。釈迦如来は、人がこの世に生まれ人生の旅路を出発するときに送り出してくれるそうで、阿弥陀如来は、人が寿命を全うしたときに極楽浄土から迎えにきてくれるそうだ。二体の仏様に手を合わせて拝む。

本堂の軒先で休んでいると、目に入ったものがある。それは「人生訓」であった。そこには、

　あ せるな
　お こるな
　い ばるな
　く さるな
　お ごるな

と書かれている。

我々はついつい焦って物事に取り組んだり、感情的になって怒ったりしてしまう。仕事がうまくいって威張ったり驕ったり、逆にうまくいかないからといってくさってしまう。

これらは、いずれも自分中心の発想が出てきてしまうと、このような事態になるのだろう。
自分はこうしたい、と思っても思い通りに行かないから、焦ったり、怒ったり、くさる。また、自分はすごいのだ、と勝手に思い込んで威張ったり、驕ったりするわけだ。無私の心を持つことの大切さを「人生訓」を読み感じた。

二尊院で思いがけずよい言葉に出会った。感謝。

　

　

　

京都での偶然の出会い

休みを利用して京都に向かった。

京都についてたのはお昼過ぎ。昼食を食べた後に、よい天気だったので散歩がてら鴨川沿いを歩いていた。すると見たことのある人影を見つける。

なんと受講生の土’川さんであった！偶然の出会いがうれしくて大声で叫んでしまった。(^^;;　まさか京都で名古屋の受講生の方とお会いするとは思っても見なかったので本当に驚くとともに何かの縁を感じた。　

土’川さんは京都で大学時代のご友人や恩師の方と旧交を温めていたそうである。（その内容は土’川さんのブログにてどうぞ）

　

その後、久しぶりに清水寺に向かった。清水寺につく頃には夕方になっていて夕焼け空になりつつある。清水寺から眺めた夕日は格別であった。

　

　

　

　

普段の忙しさを少しだけ忘れてリラックスすることができたよき休日であった。(^^)

地球を散歩

地球をグルッと旅しよう！

　

そんなこと、そう簡単にできないですよね。でも、できちゃうのです！

グーグルアース。これを使えば世界をクルクル旅できちゃいます。わたくしも先ほど、今年の夏休みに行ったロサンゼルス、去年訪れたメルボルンとアラスカ　フェアバンクスに飛んでみました。

　

ソフトをダウンロードして楽しんでみてください。

グーグルアース：http://earth.google.com/

（教えてくれたまっちゃん、サンキュー！）

　

出会いに感謝

今日は朝一から豊田市にあるお客様のところにお邪魔し懸案事項について議論する。そして、オフィスに戻る。

すると、受講生でありデラ・ベンチャーズの著者でもある谷さんがお昼過ぎに訪ねてきてくれた。そして、今の「デラ・ベンチャーズ」の売れ行きを聞くと「マナハウスのランキングで3位なんです」とおっしゃっていた。早速、マナハウスのサイトを見てくるとビジネス書ランキング堂々3位に入っている。ムーブメントの予感を感じる。すごい！

その後、浜松方面に向かい某社に訪問。入り口には同社のプロモーションビデオを流している。そのプロモーションビデオの主人公はハワイ在住の翻訳家である。その主人公は「今やりたいことをやる。人生は一回しかないんだ。」と力強く語っている。
そして、同社の人材開発室室長と今後の人材育成の方向性について議論する。

浜松から名古屋に向かう新幹線に乗ろうとホームに出ると、正面から見たことのある顔が現れる。だれかと思えば白井さんであった。白井さんはGMS東京校の受講生である。名古屋校ができた際には、名古屋にはまだ先輩受講生がいないことから、東京校の受講生にカタライザー（クラスを活性化させる役割を担っていただいている先輩受講生）をお願いしていた。そして、白井さんにも名古屋校のカタライザーをお願いしていたのだ。

偶然にも白井さんに出会うとは！驚きと共にいくつか言葉を交わし、今度飲むことを約束して、急いで新幹線に乗り込んだ。

今日お会いした方々やその他の多くの方に支えられて、今の自分がある。なぜか、そんなことをふと思った。

父の還暦

今日は存命であれば父の還暦の誕生日である。残念ながら父は45才の時に亡くなっている。

その際は私は中学生であった。まだまだ人の死ということを受け止められなかった。当時を思い返すと、父の死を理解ができなかったというのが正直な感想である。

その後数年経ち、社会に出て自らを振り返ると、父の死から2つのことを学んだ、とに思うようになった。

１つが自立心である。父の死を受け、誰に言われたわけでもないのだが、自分で自分を支えなければならない、と思うようになった。それができないと家族に負担がかかってしまうのではないか、ということを考えていた。もちろん、経済的に自立はなかなかできないし、料理もできないので、完全に自立はできない。ただ、心持ちとしては自立しなければならないと十代の頃から思っていた。

もう１つが生きるということには限りがあるということを知ったことである。父の死を目の当たりにし、人にはいつか死が訪れるということをリアリティを持って知った。決して悲観的に考えているわけではなく、人生は有限だからこそ、その間を充実させていきたい、そう思うようになった。

父の死があったからこそ、このような学びを得ることができた。

　
ただ、今思うのは、そのような学びを得る経験は別でできたらよかったのに、ということだ。

60才になった父と酒を飲みながら語り合うことができたらいいなぁと思う。一緒に酒を飲んだらなんと言われるだろう。父から「よくやっているなぁ」とほめられたり、「生意気言うな」と怒られたり、昔を思い出して笑ったり、そんなことができたらいいなぁと思ったりする。

残念ながらそれは叶わない夢だ。いつかあの世で実現するかもしれないが・・・。

最近お墓参りに行っていないので、今度時間をつくって行こうと思う。

グローバル化を考える本「レクサスとオリーブの木」

「レクサスとオリーブの木」をやっと読み終えた。この本はニューヨークタイムズの記者が今日のグローバル化の動きを分析したものである。出版されたのは5年前の2000年であるが、今読んでも参考になることが多かった。

実はこの本、今から1ヶ月前に買った。ロサンゼルスに向かうの飛行機の中で読もうと思って買った本であったが、飛行機の中では映画を見まくってしまい、結局、この本にほとんど目を通すことが無かった。

ただ、この本が面白くないというわけではない。非常に参考になることが多かった。

急速に進行するグローバル化、その象徴がレクサスである。そして、人間が根源的に持っている我が民族や地域や土地への愛着、この象徴がオリーブの木である。そのある意味対極にある両者の間に我々が置かれているのである。

グローバル化の進展は3つの変化がその根底にある。その3つとは技術の民主化、金融の民主化、情報の民主化である。

技術の民主化とは、コンピューター化、小型化、デジタル化により、世界を一つにつなぎ、製造であっても誰でもできるなったことを指す。

そして、金融の民主化は、60年代のコマーシャル・ペーパー（CP）市場から始まっている。CP市場は銀行によるマーケット独占の時代を終わらせた。そして、ローンの”証券化”が始まる。そのローンを分割して債券にして売り出されていく。このようなプロセスを通じて、これまで手を出せなかった投資家や会社、個人に様々なチャンスが広がった。

情報の民主化とは、インターネット、TV、衛星放送等により、あらゆる壁を越えて情報を得ることができるようになったことを指す。

このグローバル化により、地球全体に競争相手がいるようになり、また一方で地球全体がマーケットにもなる。その結果、最高のプレイヤーや最高の製品・サービスを提供できる人や会社が、膨大な利益を上げる構造になり、所得の格差が拡大している。

グローバル化に乗り切れない人々や国は抵抗をしようと試みる。しかしながら、ますますそれが加速していくことは止められない。だからこそ、我々人間が根源的に求める”オリーブの木”と、ますます加速していくグローバル化の両者が併存できるようにしていかなければならないと著者は言う。

　

　

このような大きな根底に流れる変化の上に我々自身の生活や仕事が存在している。日々の生活をしているだけではなかなかこのような変化に気がつくことができない。そして、ゆでがえる現象のようにある日突然大きな変化を知り、手遅れになる可能性がある。

同書を読むと、根底に流れる変化がどのような歴史的背景で生み出されているのか、そして、その変化の特徴や危険性などについて理解することができる。

高く広い視野で「世界」を見つめるには非常によい本である。

土’川さん主催セミナー「中村文昭氏『人のご縁ででっかく生きろ』」

名古屋受講生でブレイシングジャパン代表の土’川さんが企画された中村文昭さん「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ」セミナーに参加する。

中村さんは高校卒業後、人生の師となる方に出会われ、その方に師事し行商から初めて、今では伊勢にあるクロフネというレストランのオーナーになられ、それだけではなく、このような講演活動を年間300件行なっている。中村さんの書籍は以下にある。

仕事の関係で少し遅刻をしてしまったのが残念だったが、1.5時間、中村さんの話に聞き入った。

　－やりたかったけどやれなかった　のではなく　やらなかった　だけ
　－できない理由を考える前に行動する
　－頼まれことは試されごと、全力で当たるべし
　－素直さを持つこと

といったエッセンスは本で読んだり、CDを聞いたりしていたので知ってはいたが、やはりリアルで聞くこととは大きく違う。それを改めて再認識した。中村さんの声や体、雰囲気から伝わっているパワーに乗って届く言葉は、言葉というよりは「言霊」であった。ずんずんと心に響く。よい心の栄養をいただいた。

また、内容だけではなく中村さんの話し方にも興味を持った。まるで漫才師や落語家のようなしゃべりなのである。計算つくされたエピソードやオチがうまく散りばめられていて、聞き手は息つく隙間もない。気がついたら中村ワールドに全員がはまっている。すばらしい話術である。ぜひ中村さんの境地を目指していきたい。

その後、懇親会で中村さんをはじめ、40名ほどの方々と一緒に飲む。ミーハー気分でサインを中村さんにいただくとそこには大きく「人間力のみ」と書かれていた。

このような機会を作ってくれた土’川さんとすばらしい話をしていただいた中村さんに感謝！

衆院選からの学び：Less is More

今回の衆院選は予想を大幅に上回る自民の圧勝であった。単独で300議席に迫る結果は小泉首相のリーダーシップによるところが大きい。

その中で我々ビジネスパーソンとして学べることは何か。それは、伝えたいメッセージの打ち出し方である。小泉首相が「改革を止めるな」「郵政改革の是非を問う選挙」というシンプルなメッセージを打ち出し、それに向けて自民党が一丸となって選挙にあたった。そのリーダーシップに多くの国民は賭けようと決断したのだろう。

「Less is More」（少ない方がよい、豊かである）という言葉がある。これは20世紀屈指の建築家ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエの言葉で、無駄な部分はそぎ落としたデザインがより豊かであるという意味である。

我々は何か物事を伝えたいと考えると、ついつい「これも言いたい、あれも言いたい、ついでにこれも・・・」と付け加えてしまう。それでは、受け手には本当の意味では響かない。

幹となること、つまり、本質を抉り出して、メッセージを絞り込む必要がある。その言葉こそが、相手の脳裏に突き刺さるのである。

迷ったら省く、ごちゃごちゃしてきたら整理する。そのような心がけが伝わるメッセージを作り上げていく上で重要なプロセスになる。

ビジネスという観点から見ても、大いに学びのある選挙であった。

参考書：　パワープレゼンテーション

おひさまの会30周年

今日は幼稚園の30周年記念パーティーがあった。私の通った「おひさまの会」は校舎を持たない。毎朝代々木公園に集まって公園で遊び続けるのだ。雨の日は児童館に行く。プールに入るときはプールのある公園に行く。小学校に入るまで文字を習ったことはなかった。やったことと言えばただただ”遊ぶこと”。その中で自分自身が楽しみながら仲間と一緒に行動することの心地よさを知った。ここに井上陽介の原点があると思う。

今回の30周年の集まりは代々木公園で行われた。代々木公園を久しぶりにゆっくりと歩いたのであるが懐かしい思い出がよぎる。
そして、集合場所の「一本松」に行くと100名ほどの人だかりがある。

昔を知る人たちと語り会うのは楽しいものだ。よく泥んこになって遊んでいたこと、卒業式のサルカニ合戦の劇でウス役をやったこと（顔が大きかったから！）、兄弟喧嘩をよくしていたことなど、昔の自分の印象を聞き、なんとも言えない懐かしさでいっぱいになった。

当時お兄さんとして慕っていた一男ちゃんも52才になって白髪がいっぱいになっていた。今から25年前にお世話になっていたのだから当然なのであるが、その間の変化を知らないので少し驚きを感じた。

今おひさまの会に通っている子供たちもたくさん来ていた。自分も今から25年前、彼らと同じように代々木公園を駆け回っていたのだ。

あれから少しは成長しただろうか。やれることの幅は広がったが、人間としての本質はあまり変わっていないようにも思う。