「人材教育」という雑誌をご存知の方はいらっしゃるだろうか。
この雑誌はJMAMが発行している雑誌である。主に企業の人材開発担当者向けに書かれている雑誌である。中身は企業研修の最近の動向について書かれているのだが、それだけではなく、経営者のインタビューや各種企画が組まれていて結構読ませるのだ。
10月号のテーマは「偶然からキャリアをつくる」というテーマで早速手に取ってみる。その中に「プランドハップンスタンス理論」を提唱しているクランボルツ氏が慶應義塾大学のキャリアラボで講演した模様が紹介されている。
このプランドハップンスタンス理論については、ずいぶん前に書いた「いかりや長介に捧げるキャリア論」で触れた。
この理論は、キャリア形成において、予期せぬ出来事は非常に大きな役割を果たす。だからこそ、その予期せぬ出来事をうまく呼び込み、モノにすることが大切である、と提唱している。
「偶然からキャリアをつくる」というと、本人は何もせずに偶然を待っていればよいと受け止められてしまうが、そうではない。偶然を必然に変えるために重要なことは「行動」だと言っている。
-取るべき行動を常に考える
-一度に一歩ずつ進める
-それぞれのステップから生まれるチャンスを見極める
-選択肢を多くしておく
この4つのポイントを押さえ、「行動」を重ねていくことで、よりよいキャリアをつくることができるとクランボルツ教授は語る。
このプランドハップンスタンス理論の対極に位置づけられるのは「キャリア戦略を明確に立てる」スタイルである。自らの能力や志向を棚卸した上で明確な方針に従って自らのキャリアを選択し作り上げていく方法だ。
私は今どう思うかというと、その両者の視点を常に持ち合わせることが大切であると思っている。
自分には何ができて、何ができないか、何をやりたくて、何をやりたくないのか、ということを冷静に考え、キャリア戦略を描いてみる。また、それだけではなく、上記のような4つのポイントを抑えた上で偶然を呼び込めるように行動も重ねてみる。
この両者をバランスよく行っていくことが大切なのだと思う。
“Nikolay Sergeyitch, don’t curse her! . . . Anything you like only don’t curse our daughter!” screamed Anna Andreyevna.
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投稿情報: ラルフローレン バッグ | 2013-11-30 01:02
んー、そうだね。おおまかな方向性はキャリア戦略でたてておいて、実際はプランドハップンスタンスで動く、という感じかな。自分のキャリアを振り返るに、おおまかな方向性(というか志向)はあったけど、実際のキャリアビルディングはすべてプランドハップンスタンスだったし。
投稿情報: こたこた | 2005-10-04 01:31