ヴィクトール・フランクルという人物に出会ったのは今から数年前。出会ったといっても、本でである。とある日曜日、大阪西宮にあるジュンク堂で「夜と霧」という本を見つける。その本を買ってから手を離すことなく、その日のうちに読みきってしまった。深く考えさせられたと共に強烈な感動を感じたことを思い出す。
この「夜と霧」という本は、米国議会図書館からアメリカ社会にもっとも大きな影響を及ぼした10冊に選ばれている。
フランクルはユダヤ人の精神科医であり、第二次世界大戦中に強制収容所に送られてしまう。
その強制収容所という過酷な環境の中でも、苦しみや恐怖に打ち勝ち、希望や生きることの意味を見出す人間をフランクルは見つめ、突き詰めればどのような状況にも意味が潜んでいるという信念を確固たるものとする。そして、そのような経験をもとに「意味」を軸にした精神療法であるロゴセラピーを創設する。
そのフランクルの考えをベースにして、キャリアを新しい本が出た。それは「希望の見つけ方」。フランクルを師事したアレックス・パタコス氏による著である。
この本はフランクルの考え方を仕事に当てはめてみるという目的で書かれている。仕事で何かの壁を感じていたり、モチベーションが下がり気味の方にとってはぜひ読んでもらいたい本である。
ご参考に、この本の最後の言葉を紹介したい。
-----------------------------------------------------------------------
自分がこれまでに成し遂げてきたことに決して満足してはいけない。人生は絶えず私たちに新しい問いを投げかけ、絶対に休ませてくれない。立ち止まっているものは取り残される。うぬぼれたものは自分を見失う。手柄を立てても、それに甘んじていてはいけない。来る日も来る日も、いや一時間ごとに新しい行いが必要となり、新しい経験が可能となる。
-----------------------------------------------------------------------
この文章を読んでいて昔、自分がフランクルを参考にコラムを書いたことを思い出した。(当時の文章のブログ版はこちら)
改めて「今、人生が自分にどんな問いを投げかけているのか」考えていきたい。
この本、もう少し、ブログで触れていきたいと思う。
I really like twitter, once i read a post "Facebook is for the people you know and Twitter is for the people you want to know", I am actually addicted to twitter.
投稿情報: the north face denali jacket | 2013-10-08 11:52