とあるベンチャー企業の社長とお会いしてディスカッションする機会を得たのであるが、興味深かった。その方曰く今会社の成長の方向性として、
-Regional Expansion
-Segmental Expansion
-Functional Expansion
の3つを考えているそうだ。
Regional Expansionとは地域的な成長である。東京、大阪、名古屋、福岡、上海、LA・・・という形で増殖していくパターンである。
Segmental Expansionとはセグメントの拡張である。例えば、30~40代に売れていたものをシニア層や若年層に展開していく。個人向けに売れているものを法人向けに売っていく。そのような拡張である。
そして、3つめのFunctional Expansionはある機能を横展開する形での成長である。例えば、あるサービスを提供するために開発したITシステムを、似たようなシステムニーズを抱えている企業に向けて外販していくようなスタイルである。
先日、グロービス名古屋校にお越しいただいた星野リゾートさん(参考ブログはこちら!)はまさにFunctional Expansionの典型例である。星野温泉等で学習を重ねたリゾート運営のノウハウをベースに、「リゾートの達人を目指す」といビジョンを掲げ、リゾートオペレーターに特化して事業成長をしている。
ちなみに今私が担っているのはグロービスのRegional Expansionである。グロービス名古屋オフィスの拡大とは、単純化してしまえばそういうことである。
経営者の役割とは、まさにこの3つの次元(もちろんこれだけではないであろうが)の中で、どのような順序でどの程度の投資をし、どのように全社として成長をさせていくか、ということを判断していくことである。
このような経営者の視点を常に持ちながら日々の判断をしていくことを通じて、少しずつ私自身の視点や次元を上げていく必要性が自分にはあると強く感じた。
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