昨日から引き続き熱海で議論を重ねる。
今日は昨日の議論を踏まえて、各チームごとに分かれて具体的に改善すべき項目にまで落とし込んでいく。約2時間の議論を踏まえ発表し、それを共有し、全体で議論をして、全てのセッションを終えた。
このような議論は効果が大きいということを改めて感じる。
今回のGMSリトリートの参加者は約50名である。それだけの規模になると、当然ながら、普段から綿密に意思疎通をすることはできない。また、気がつけば顔と名前が一致しないメンバーも増えている。
そのような組織において、整理すると以下のような効用があると考えている。
1)部門全体の方向性を全スタッフで共有することができる
2)方向性や具体的な対策などについて全メンバーが議論
をすることで、その方向性や具体的な対策についてコミ
ットが高まる
3)普段は顔をあわせないスタッフが一同に介して議論し、
懇親をすることで、チームビルディングの効果がある
ただ単に方針はこうなります、と上から伝えるだけではなく、議論というプロセスを通じて組織全体を巻き込んでいくこのような活動は、あらゆる組織にとって重要になってきている。
例えば、日産がリバイバルプランをまとめた際にゴーンさんがやったことの一つにクロスファンクショナルチーム(CFT)がある。CFTに会社の現状と課題、そして改善策を考えさていったわけであるが、その裏の目的としてキーとなるメンバーの巻き込みがあったはずである。
組織内に「議論」や「対話」を生み出していく仕掛けについては引き続き勉強をしていきたい。
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