グロービスの組織運営は「変化と変革が前提」と謡っている。要するに「変え続けていく」ということである。我々の直面するお客様は変わり続けていくわけで、その動きに既存の組織が合わなくなれば躊躇なく変えていこうという考え方に根ざしている。
数ヶ月前、支社単位で運営していた組織を事業部制に変更した。これまで名古屋オフィスという拠点で意思決定をしていたプロセスが、事業部ごとに意思決定をしていくスタイルに変化した。
これは、スクール部門でより東京、大阪、名古屋という拠点を越えた意識のすり合わせの必要性があったこと、研修部門でも、3拠点を越えてナレッジを共有していく必要があったことなどが理由である。
名古屋という拠点は、スクール部門、企業研修部門というのを立て続けに立ち上げていく上では、拠点単位でスピード早く意思決定をすることができるこれまでの支社制は事業ステージとしてもフィットしていた。その結果、おかげさまで名古屋においてもお客様が増え、組織が拡大し、スクール部門、企業研修部門それぞれで数名のスタッフを抱えるにいたった。
そして、名古屋という拠点はインキュベーションステージが終わり、エキスパンションステージに移行しつつある。今回の組織変更はそのような移行のタイミングであったので、我々名古屋の組織にとっても望ましいものである。
この変更によって東京や大阪からの知見を共有しやすくなるし、拠点を越えた事業部単位での大きな仕掛けをすることが可能になってくる。
組織変更から数ヶ月経ったわけであるが、組織を変えるということによって、人の意識、そして、情報の流れ方が大きく変化していることを感じる。それが非常に面白い。これからの組織の進化が楽しみである。
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