今日は7月期のクリティカルシンキングのクラスの最終回であった。毎度のことながら思うのは、3ヶ月というのは長いようでアッという間に過ぎていくということである。
今日のクラスを終えて皆さんと一緒に打ち上げにいった。そこである受講生の方から言われた感想が面白かった。それは、「クリシンは推理小説」のようであるというコメントである。
その方曰く、毎回毎回自分なりに考え推理してクラスに臨む。しかしクラスに来ると「そんな結論なのか!なるほど・・・!」という目からウロコが落ちていく驚きがあって、回を重ねるごとにのめり込んでいった、ということであった。
だからこそ、毎回推理小説の結論を見つけようと事前に精一杯考えていくようになったという感想であった。
その感想を聞きながら講師の立場とすると非常にうれしかった。なぜかといえば、クリシンのクラスはまさにそれを狙っているからである。
人の思考回路を変えていくというのは実は非常に難しいものである。なぜなら、全ての人は自分なりに日々考えているわけで、その自分なりの考えを数十年積み重ねているわけである。
その思考回路を「これが正しい考え方ですよ。」と伝えたとしても、自分の考え方、考えるパターンを変えようとは思わないのが普通の人なのである。
だからこそ、クリシンのクラスでは、「考えてもらって、つまずかせて、気づいてもらう」という流れを講師は意識しているのである。自分なりに考えたことでは思うようにいかない、という現実を知って、はじめて自分の思考回路を改善しなければならないという気付きが生まれていくのである。
今回のクラスでも少しでもその「気付き」を得ていただけたとすると、講師冥利に尽きる。
>クリシンAクラスの皆さん
3ヶ月間、本当にお疲れ様でした。ただ、今日がスタートもいえます。ぜひ、継続的に学び、実践していってください。またお会いしましょう!
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