いよいよ「自問力のリーダーシップ」が発売された。
この書籍の著者は、私が所属するグロービス・オーガニゼーション・ラーニング(GOL)という企業研修を企画・運営する部門のカンパニープレジデントの鎌田英冶である。
鎌田と出会ったのは私が99年にグロービスに入社し、東京オフィスで研修期間として働いていたころまで遡る。鎌田が日本長期信用銀行を退職し、グロービスに入社することが決まり、鎌田が入社前に挨拶をした際が最初の出会いであった。
当時はキックボクシングをやっているということもあり、迫力のある雰囲気、そして、ガハハと笑う笑顔が印象的な人物であった。鎌田が入社後は法人営業部門で東京と大阪と場所は別だが同じ仕事に従事していた。
その後、私が名古屋の立ち上げのために名古屋入りし立ち上がったところで、鎌田が名古屋オフィス代表となり、直属の上司となった。そして、私がスクール(GMS)と企業研修(GOL)兼任から企業研修専任になり、鎌田が名古屋代表から、GOL部門のカンパニープレジデントとなり、引き続き、上司-部下の関係が続いている。
考えると上司-部下の関係で5年近く仕事をしている間柄となっている。振り返るといろいろな思いがある。鎌田とは仕事をしている中でともに悩み考え、そして、良いことがあれば喜んできた。もちろん、間違ったことがあれば諫言されたし、うまく行けば褒められた。私にとっては非常に濃密なやり取りをしてきた人物である。
正面切って言うのは非常に照れくさいのだが、人間としてとても尊敬している。前向きさ、明るさ、謙虚さ、そして、自らをプッシュし成長させる姿勢、いずれも素晴らしい。(もちろん、良い面ばかりではないのが人間ではあるが・・・。)
その鎌田が書籍をまとめた。非常に忙しい中、合間の時間を作り、まさに自問を繰り返しながら書いていったそうである。
この「自問力のリーダーシップ」は名古屋において、鎌田と共に私もプロジェクトを進めているトヨタ自動車様との議論・やり取りをベースにしつつ、リーダーシップのコンセプトをまとめている。また、鎌田自身の体験談もケース仕立てで書かれており、なかなかリアルな内容となっている。
リーダーシップについて学びたい方にとっては、ぜひお読みいただきたい書籍である。
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