IEP第一週のプログラムは早速密度濃く行われた。科目としては、リーダーシップ、マーケティング、ファイナンス、ヘルスケアマネジメントを行った。以下に簡単に振り返りたい。
・リーダーシップ
リーダーシップではハーバードのケースを使い、Situatinal Leadershipやマネジャーの評価のあり方、部下へのフィードバックのポイント、等を学ぶ。ファカルティーはIESEでPhDを取ったスペイン人。エネルギーレベルが高く、黒板を使いながらガンガンファシリをしていき、混沌とした議論から、まとめ上げていく展開にうなずくことが多かった。
このクラスではいきなり一発目に指名されて発言を求められ、なんとか乗り越えれたので、クラスでの英語での発言に自信がついた。
・マーケティング
マーケティングはベーシックなセオリーを押えていくことを目的に進んだ。正直コンセプトに新しいことはなくこれまで日本で学んできた内容を再確認したレベル。しかし、担当しているファカルティーのクラス展開はすばらしい。ケースはAmtrakとトイレットペーパーのショートケースが使い、また、ファカルティの経験談を織り交ぜながらスピーディーに展開していく。ファカルティーはウォートンでも教えているイスラエル人。ウォートンとINSEADは提携をしており、そのネットワークもあって彼がINSEADで教えているよう。
このファカティーはポーカー好きでマーケティングをポーカーに適用したらどうなるか、というセッションを通常のセッションとは別に行ってくれた。このような柔軟な取り組みも面白かった。(ビールもついていたし。(^^))
・ファイナンス
ファイナンスは、このIEPのプログラムディレクターを務めるファカルティーが教える。彼はINSEADのBest Teacher Awardに3度受賞していて、教える力はとても高い。ケロッグでMBA、マッキンゼー、ITベンチャーでの実務経験もある人物。
クラスの中身は、ファイナンスの歴史やなぜキャピタルマーケットが生まれたのか、その中でなぜフィナンシャルクライシスがおきてしまったのか、というようにマクロの視点でビッグピクチャーを持たせるような進め方。
英語のスピードがかなり速くついていくのがやっと。ただ、話している内容は今のところそこまで深くないのでついていけているがこれからがやや心配な状態。
・ヘルスケアマネジメント
ヘルスケアマネジメントは、20年以上INSEADでも教えているドクターの方が教えてくれる。事前に体力診断や検査を行って、個別の診断結果を渡した上で、栄養をどのように摂取すべきか、どれぐらいエクササイズが必要か、仕事とその他のことをどのようにバランスさせるべきか、というテーマにも入っていくのでなかなか面白かった。
このセッションで紹介された脳学者テイラー女史の脳障害の体験談ビデオというものがあったのだが、「脳とは何か」「人間とは何か」ということを考えさせられる内容で興味深かった。
参考まで⇒Jill Bolte Taylor: My stroke of insight
1週間はあっという間。充実した日々が密度濃く過ぎていく。
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