そのグーグルアースが問題になっている。時事通信によると、インドのアブドゥル・カラーム大統領は、米グーグルが提供している無料の地図プログラムはテロリストにターゲットの衛星写真を提供してしまう可能性があると指摘し、同サービスに懸念を表明したそうだ。インドの他にも韓国やタイなどの議員が懸念を表明しているそうだ。
確かにグーグルアースを使うと自宅の裏通りまではっきりと見えてしまう。画像は過去のモノではあるものの、これだけ解像度が高い映像が無料で入手できるとなると、テロリストが使おうと思えば参考になるだろう。
我々が活用しているデジタル技術は情報通信のコストを大幅に削減させた。そして、多くの人々に情報にアクセスする自由を与えた。今ではインターネットに接続できる人間が8億人とも10億人とも言われている。
しかしながら、その自由は、テロ行為を含めた悪事をする人々にも同様に与えられるものである。
デジタル技術の自由化は基本的には歓迎すべきことではあるが、一方でこのような不の側面にも目を向け、リスクを回避する術を探るべきだろう。
・参考ブログ: グローバル化を考える本「レクサスとオリーブの木」
・参考記事: グーグルの記事は鮮明すぎ
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