クリスマスイブであるが、今日は福井県にある曹洞宗の大本山である永平寺に訪問した。北陸は名古屋同様、今年は雪が以上に多く、この日も20年ぶりの大雪と新聞では書かれていた。
永平寺は、禅師道元により1244年に開創された曹洞宗の大本山であるお寺である。その後、永平寺は日本全国に1万5千の末寺を持つまでになっている。約750年の歴史の中で、多くの僧侶の修行の場となってきたこの寺では、今でも多くの僧侶や一般の方を受け入れているそうだ。一般の人にも体験修行をすることができる。座禅や作業をする過程で御仏の心に触れる。
大雪の中、車を走らせていくと「永平寺」の石碑が見えてきた。雪の中だけにひときわ荘厳に見える。
約1時間半ほど境内の中を回らせてもらった。大雪のため、今日は見学者は少なく、非常にお寺の中は静かである。そして、その各所で修行僧の方々が雪かきをしたり、様々な作業をしている。そのような日々の活動を通じて、この場が維持されているのだと感じられた。
人は新しさだけに惹きつけられるわけではない。古くても長年の手入れの結果できた重厚なるものに人は圧倒される。永平寺は思い入れと努力によって維持されており、それが、息を呑む感動を生み出すのだろう。
永平寺内を一通りめぐり、外に出ると急に雪がやみ、晴れ間が見えてきた。太陽の光が雪の中でキラキラと光っていて美しい。
自然の美しさも感じられる永平寺への旅であった。
たつー、
クリスマスイブの永平寺には当然ながら全くクリスマスの佇まいはなかったよー。
体験座禅についてはこちらに案内がありますよー。
http://www.mitene.or.jp/~katumin/eiheiji/soutou1.htm
投稿情報: 井上陽介 | 2006-01-07 10:20
寺に長期滞在して修行っていうのに、ちょっと憧れてます。いや、憧れっていうのはおかしいけど、こう、うん。口じゃうまく言えません。
井上さん、いろいろ学んで何かを身に付けようとがっつかず、ときにはただ心身ともに何かに浸ってみるというのもいいのではないでしょうか。
妻曰く、「クリスマスイブに行くところが素晴らしいじゃないの」
投稿情報: たつのすけ | 2006-01-06 18:02