1月期のクリティカルシンキングのクラスがスタートした。
これでGMS名古屋校でクリティカルシンキングのクラスを担当して4期目になるのだが、今回のクラスが最も人数としては少ない。ただ、女性の数は過去のクラスの中で最も多い。つまり、女性比率の最も高いクラスとなった。
GMS名古屋校の受講生全体で見ると、東京校や大阪校と比較して女性比率は少なかった。これは、雇用環境の違いではないかと捉えていたのだが、今回のようなクラスが成立することを考えると、名古屋の女性も東京や大阪のようなキャリアの捉え方に徐々に変化してきているのだろう。
内閣府の調査を見てみると、子供ができても職業を続ける方がよい、と考える女性の方々は72年は12%だったのに対し、02年では37%となっている。しかしながら、15才から64才の生産年齢のうち、男性は75%が働いているが、女性は50%しか働いていない。
女性の意欲は高まっているが、子育て支援制度などの諸制度の整備はまだまだ足りないため、継続的に働き続けられない実状があるのだろう。
今後、日本社会の少子高齢化が進む中で、女性の方々の活躍は必要不可欠である。また、社会との関わりを仕事を通じて得ていきたいと考える女性もますます増えていくだろう。
ちなみにグロービスは女性が多く活躍する職場であるが、皆さん非常に優秀である。また、特に女性には男性にはないきめの細やかさや人とのつながりを生み出す力があるように思う。
理想は、男性も女性もそれぞれの良さをうまく活かし生き生きと生きる(働くこと)である。そのような環境ができるよう我々も努力を重ねていく必要がある。
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