前日は体調が悪かったが、薬を飲んで早めに寝た結果、だいぶ体調が改善された。
本日は全社のリトリートで小田原に向かう(リトリートについてはこちら)。今回もヒルトン小田原が会場である。
毎回、なんらかの宿題が出るのが習わしである。今回の宿題は「ビジョナリー・カンパニー2」である。ビジョナリーカンパニー2を読んでの感想とグロービスへの提言を考えてくるということが課題である。
この本は、既に2回ほど読んだことがある。一度は、自分で買って読んで、もう一度は会社の「読書会」で読んだ。3回目であったが、改めて学ぶことが多い。
以下が自分が書いたメモの一部である。
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本書は企業が偉大になるためのステップを示すことがメインテーマであるが、個人的に一番印象に残った点は、個人の生き方を指し示した記述であった。以下、引用する。
「自分にとって意味ある仕事を探した。自分が情熱を持って取り組める仕事、『なぜ偉大さを求めるのか』と問われて、そんなこと自明ではないかと思える仕事を探した。」
大きな成果を残した先達たちは、情熱を持って取り組んでいる。仕事をやることが苦労なのではない。やっていること自体が楽しいのだ。我々一人一人は、それを見つけなければならないと強く感じた。自分が情熱を持って取り組め、自分の能力が最大限発揮され、十分な報酬を得られる仕事を。
そして、これこそが生きる意味である、この仕事を誇りに思う、という感覚を多くの個人が感じることができる組織こそが、大きな成果を生み出すことができるのであろう。
しかしながら、多くの企業では、社員が情熱を持って仕事に取り組むことができていない。それは自らから湧き出るビジョンに突き動かされるのではなく、上から降ってくるビジョンだからである。
今、多くの企業で求められることは、ビジョンを共に築き、共感を生み出し、そのビジョンを実現させるために、愚直に日々行動する、という当たり前のことを実現することであろう。
それこそが、ビジョなリーカンパニーへの道である。そして、ビジョナリーな個人、すなわち人生に意味を見出すことが出来る個人を生み出す方法である。
今後、自分の情熱がどこにあるのか常にモニタリングし、やりたいことととやっていることを一致させるよう意識していきたい。つまり、心から好きなことをしており、その目的を信じている、という状態を常時実現させたい。
また、やりたいということだけではなく、その分野で一流になるために自分には何が足りないのか、ということを意識して学習を重ねていきたい。
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同書は、大きな成長を遂げた11社をピックアップし、あるべき組織について取り上げた本であるが、キャリアを考える上で大きな示唆があった。
11社を率いるリーダーは「職業人としての意思の強さ」と「個人としての謙虚さ」の両面を持ち合わせたリーダーだったそうである。自分自身はいずれの面もまだまだ弱いので、それぞれを意識していきたいと思う。
リトリートでは、それぞれの感想をベースに対話を重ねたが多くの刺激を得た。
同書は非常に素晴らしい本であると思うので、ぜひ多くの方々に読んでもらいたいと思っている。
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