ファシリテータースキル育成研修に参加するために、大磯プリンスホテルに向かう。
講師は船川淳志さん。「変革リーダーの技術」や「ビジネススクールで身に付ける思考力と対人力」等の書籍の著者であり、グローバル経営やファシリテーションという分野の日本の第一人者である。また、グロービスにおいては、GDBA科目の「グローバルリーダーのマインドとスキル」の講師でもある。
クラスには名簿があったのだが、驚いたことにグロービス東京オフィスのスタッフがいる。お互い声を掛け合ったわけではなかったのだが、偶然にも同じ研修に参加することとなった。そのほかの参加者の方には、企業の人事担当の方、コンサルタントの方、コーチの方等など、様々なバックグラウンドの方が集まっている。
今回の研修の目的は、ファシリテーターとしての基本スキルを学ぶとともに、実際に模擬セッションを通じて体験学習を行う。
講師もよくファシリテーターというように呼ばれる。ファシリテーターとは1vs複数の状況で質問等を通じて考えさせ、結論を導き出すように促していく役割である。講師だけではなく、変革期にあるような企業において、リーダーにもファシリテーターのスキルが求められる。周囲のメンバーに意見を出してもらい、方向性を共有し、組織に一体感をもたらす役目が求められるからである。
私自身、GMSで講師をやるようになって早2年。これまでの講師としてのファシリテーション経験をもう一度体系的に整理することとともに、船川さんの絶妙なファシリテーションを体験しその技を学び取ろうと思い参加することとした。
初日の本日は、事前に渡されたケースを読みグループディスカッション、そして、クラスディスカッションを行う。久々にケースメソッドを受講者として体験し、非常に刺激的である。さらに、論理思考についてのワークがあったり、ファシリテーターの役割やスキルについてレクチャーがなされていく。10時スタートで、途中昼食や夕食の休みを取りつつ進めていったのだが、あっという間に12時間!が経った。
そして、10時を回った最後に「翌日の模擬セッションは大変だけど参加しますか?」と船川さんに聞かれ、真っ先に手を挙げた。これをやるために参加したのである。なんとしてもやろうと思っていた。すると、参加者のうち8割の方々も同じ行動をしていた。
そして、夜の10時半から翌日のファシリテーション模擬セッションに向けて、一緒にペアとなって取り組む方と準備に入った。一応準備を終え、軽くビールを飲み部屋に引き上げた。明日はどうなるのだろう??という不安もあったが、それよりも期待いっぱいでベットに入った。
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