本日は東京オフィスに赴き私自身が研修を受ける。内容はリーダーシップである。午前中の4時間を使って学んでいくのだが、非常に示唆に富む内容であった。
グロービスのクラスであるから、当然ながらケースメソッドで進める。今回は、コミュニケーション不全に陥り、部下は育たず、チームが育たない、という状況をどう打破するのか、というテーマのケースである。当然ながら、事前に準備をして参加をした。
今日集まっているメンバーは企業研修部門のリーダークラスである。そのメンバーと議論をしながらクラスを進めていった。
その中で自分なりの学びは
-リーダーはできる限り自分の知っていること、考えていることをオープンに伝えるべき
-真のリーダーとは、自分がリーダーになる、と決意しない限りなれない
という2つである。
一つ目の学びについてであるが、以前、オープンブックマネジメントというやり方が流行ったことがある。これは経営上の数値をできる限りオープンにすることで、チームメンバーに自律性が生まれていく、という効果を狙ったものであった。
リーダーシップにおいても同様で、第一歩は上記のように「自分の知りうる情報のうち、公開可能なものはできる限りチームメンバーに伝えるべきである。また、考えていることについてもできる限り共有すべきである。」ということである。
リーダーになると、自分の浅はかさを悟られてしまうのではないかというような懸念や、一方で、情報を持つことが権力であるという間違った認識から、情報を公開することに億劫になってしまうケースがある。
そうすると、リーダーの想像以上にメンバーの方々は今の状況についての認識が弱くなってしまう。結果として、メンバーの自律性は育たない、ということになってしまう。
もう一つの学びは、真のリーダーとは、自分がリーダーになる、ということを決意しないとなれない、ということである。今日、改めて感じたのは、リーダーって結構大変だよな、ということである。喜びもあるのだろうが、それだけではなく、大変な負荷もかかるし、責任も重い。それでも、明るく前向きに行動していく必要がある。
なんとなく、会社に言われたからやる、人に言われたからリーダーになる、ということもめぐり合わせとしてはあるだろうが、真のリーダーになるためには、自分は人生の中でこの機会をどのように生かしていくのかということを深く考え、使命感を持ち、自分でやるのだ、ということを強く決意しない限りなれないのだろう、ということを強く感じた。
非常に脳みそに刺激を受けた4時間であった。
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