「世界級キャリアの作り方」という本を読んだ。この本は通訳を経てハーバードに留学し、マッキンゼーに入社、その後、青山大学MBAコース教授、さらに一橋大学教授という世界級キャリアを築いた石倉氏と、東大医学部を出て、ペンシルバニア大学で助手、UCLAで内科医教授となり、現在は東京大学医学部教授で、こちらも世界級のキャリアを築いた黒川氏による共作の著である。
同書では「これからの日本を担う若い世代は特に、組織に属するという従来のキャリアパターンではなく、個人で何か専門的な知識や技術を身に付け、組織に関係なく生計を立て、キャリアを積んでいくプロフェッショナルとしての生き方を強く意識すべきでだろう。なかんずく、世界に通用する国際派プロフェッショナルという生き方を選択肢の一つに加え、世界級のキャリアを目指すべきだろう。」と言う。
そして、国際派プロフェッショナルの定義やその形成方法が紹介されているのだが、ここで出ている以下のようなメンタリティが私は好きである。
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プロフェッショナルは自分の技能、職能によってキャリアアップする。組織や肩書きに関係なく、「個の腕」で機能している。プロフェッショナルにとっては、組織は自分のスキルを生かす「場」に過ぎず、組織はあってもなくても関係ないし、肩書きにとらわれることもない。もちろん、国籍も仕事をする国も関係ない。
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私はまだまだ上記のようなことを言える力があるわけではないが、そうなれるように研鑽を重ねていきたい。
それにしても石倉さんについては知っていたが、黒川さんという人物についてはしらなかった。ウェッブサイトがあるので覗いてみたがすごい方である。世の中は広い。
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