CEO'sミッションの裏話を一つ。
当日はヘンリー・ミンツバーグ教授のビデオライブ映像によるスピーチが予定されていたのだが、映像がつながらず急遽、休憩になった。その時間を利用してトイレに向かうと、外国人の方がトイレの中にいた。
何気なく顔を覗き込むと、なんとマイケル・ポーター教授であった!ポーター教授はハーバード・ビジネススクール教授で競争戦略の概念を提唱した経営学のグールーである。
マイケル・ポーター教授と二人っきりでトイレに並ぶというのも不思議な感じであったが、折角の機会なので声をかけようと頭の中で英語の文句を急いで考える。
でも、トイレで声をかけるのも失礼は話だと考え、外に出られたら挨拶をしようと思い、先にトイレを出た。すると外に数名のセミナー主催者らしき方が待っていた。ポーター教授が出てくると主催者がスピーチの順番を変えてミンツバーグ教授の前に話して欲しいというお願いをしている。そのままポーター教授は話しながら会場に戻ってしまった。
折角のご挨拶をする好機だったにもかかわらず、すばやく声をかけなかった自分の反射神経のなさを強く反省した。昔、トヨタの張社長(当時)にお会いした際には躊躇なく声をかけていた。(当時のエピソードはこちら)
過去と比べると勢いをなくしている自分を発見し、わが身を反省した出来事であった。
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