ビジネスフォーラム主催の「ウェイマネジメント2007」に参加してきたのだが、そこで元ホンダ研究者であり、現一橋大学教授の小林氏の話が大変面白かったので、その内容の一部を共有したい。
小林氏はホンダにおいてエアバックの研究開発責任者であった。小林氏が研究・開発に勤しんでいた当時、エアバックというのはホンダの二大お荷物研究と社内では言われていたそうである。
そのような中であるから、周囲からは冷たい視線が浴びせられ、直属の上司からは「もう止めよう」と何度も説得されたそうである。それでも、小林氏は「いや、やります!」と言い続け、研究を重ね、ついに商品化に漕ぎ着けていった。
そのような経験から、小林氏は「革新(Innovation)」を生み出すには以下の2つが極めて大切であると語る。
1)10人のうち9人が賛成したらToo Late。むしろ9人が反対する技術の中に将来のダイヤがある。
2)長期の研究を続けるには、自分発のコンセプトが重要。志と言ってもいい。というのは多くの人に反対されるのが良い研究・開発。そのときの推進力となるものを持たねばならない。
以前書いた「イノベーションの本質からの学び」の中でも「”個のこだわり”がイノベーションの源泉」ということをについて取り上げたが、それと同じような話であった。
起業においても、十人が十人成功すると言うような事業は成功しない、と言われる。時代に先んじていないからだ。
革新(Innovation)を生み出すことの難しさと、生み出すためには個人が考えに考え抜いてある種の信念を作り上げていかねばならないということを再認識する話であった。
Hi Xan, ignore that error and just point Kontakt to the folder where the samples actually are.
投稿情報: roxy ugg boots sale | 2013-10-25 00:57