先日書いたエントリーで「自問力のリーダーシップ」について触れたのだが、今週末はこの本をじっくりと読むこととなった。
実は今日会社で著者の鎌田も交えて読書会が催されたのだ。グロービスという会社ではよく読書会を行う。これまでも「ビジョナリーカンパニー2」や「EQ:心の知能指数」等の本をテーマに読書会を行ってきた。
読書会は何をやるのかというと、それぞれの感想・学びを共有し合い、対話をしていくセッションである。もちろん、その本に書かれたことをテーマに語り合っていくのだが、必ずと言っていいほど、キャリアや生き方に話が及ぶ。
読書好きの私としても、多くの本を読むきっかけになるし、周囲の人と語り合えるのでとても好きな活動である。
今回も本を読み、いろいろと語り合うことができた。特に今回は私が所属するGOLという部門のリーダークラスが中心だったので、書籍のメインテーマであるリーダーシップの持ち方について語り合った。
私がこの「自問力のリーダーシップ」を読み、そして、読書会を行い、一番心に残ったのは、以下の言葉であった。
「私達皆にとって最大の危機は、高きを目指し失敗することではなく、低きを目指して達成することである(ミケランジェロ)」
我々はついつい現状に満足し、去年やってきたことを繰り返すだけ、もしくは、ちょっと違ったところで同じようなことをやるだけ、となってしまったりする。特に、それなりの経験を重ねるとそこそこの成果を出すこともできるのだ。
でも、それでよいのか?ということを我々は「自問」しなければならない。人生で一体何を目指すのか、どのような価値を世の中に提供していきたいのか。
「自問」を重ね「高きを目指す」ということを決意しなければならない。
そう、この言葉は教えてくれる。「自問力のリーダーシップ」を通じ、良い言葉に出会うことができた。感謝。