中国に行って、経験したことのうち、サービス・製品に関わることを少しだけ書きたい。
■飛行機の遅れ
先のエントリーにも書いたのだが、まず一番のトラブルは飛行機の遅れである。上海から北京に向かう飛行機に乗り込んだはいいが、その後約2時間飛行機の中で かんずめ状態で待たされてしまった。
キャビンアテンダントのアナウンスも「管制塔からの許可が下りない」という一点張りで、なぜ降りないのか、いつごろになったら許可が下りるのか、その説明は全くない。ついには中国人の数名がキレて騒然となってしまった。
そもそも飛行機に乗客を搭乗させた上で待たせる必要があるのか疑問であったし、また、搭乗させたとはいえ、その後のアナウンスの中途半端さもいただけない。
上海浦東国際空港で中華料理のレストランに立ち寄った。そこの店舗オペレーションを眺めていたのだが笑ってしまった。お客は我々を含めて、7-8名。それに対して店員がその倍ぐらいいて、手を余らせている。我々のテーブルは4名だったのだが、その給仕をするのも4名がかり。
人件費が安いとはいえ、あまりにも人数が多く無駄に見えてしまった。
■とはいえ、サービスは徐々に改善している
上記のような状況だったので、中国のレストランでのサービスは諦めていたのだが、北京のあるレストランは違っていた。ここはきのこ料理専門店だったのだが、お酒がなくなりそうになるとすぐに注ぎに来る、ということが徹底されていたり、お客さんがタバコを出すとすぐにポケットからライターを出したり、サービスの教育がかなり行き届いている。
外国人の顧客に継続的来店につなげていくためにはサービスが不可欠、ということを一部のお店では気がつき始めているのであろう。
研修の事務局が講師用の飲み物として三得利(サントリー)製のペットボトル「烏龍茶」を用意してくれていた。早速それを飲んでみるとなんと甘い!驚いて噴出しそうになってしまった。
よくよくパッケージを見ると「低糖」と書いてある。
中国に長い方に聞いてみると「一説には、最初烏龍茶をお金を出して買うということでは受け入れられず、砂糖を入れてみるとうれるようになったらしい」とのこと。真相を知っている人はぜひ教えてほしい。
所変わればテイストが変わる、ということなのだろう。個人的には烏龍茶と思わず、アイスティーと思えば飲める味だと感じた。
1週間と短い間であったが、中国の文化や商売の違いを感じること、また、数年間に訪れた中国との違いを確認することができ、非常によい経験となった。
コメント