本日は先日の楽天三木谷社長のセミナーに引き続き、ローソンの新浪社長にお越しいただいてのセミナーであった。
前回同様、GMS東京校でのセミナーをTV中継で繋ぐ。もちろん、リアルのセミナーほどの迫力はないが、TV中継でもライブなのでその雰囲気が伝わりなかなかよい。
さて、今回は新浪社長がハーバードビジネススクールへのMBA留学で何を得たのか、そして、これまでのキャリアでそれがどう活かされたのかということを中心にお話しいただいた。
新浪社長は、MBA留学では「知識」を学ぶものだと思っていたそうだ。しかし、実際に得たものは「思考力」だったと言う。ケースメソッドで繰り返し繰り返し「あなただったらこの会社をどうするか」ということを聞かれる。それを様々な業種業界のケースで行っていく。その経験を通じて、状況を分析し、打ち手を考えていく「思考力」を鍛えられたそうだ。
帰国後、ソデックスという会社を大きく成長させ、ローソンに移る。ローソンでは、ソデックス時代同様、奇をてらったことをやるのではなく、MBA留学で学んだ思考力を用い、セブンイレブンというリーダー企業に対し、ローソンの強みをどう活かしていくのかということを考え戦略を描き実行しているそうだ。
それ以外にも様々な話をしていただいたのだが、私が印象深かったのは以下である。
-トップは元気でなければならない。
-想いを持つこと。そして、それを表現すること。表現できて
いなければ意味はない。
-分かりやすい言葉で繰り返し伝えることが大切。
ごくごくシンプルなことであるが、経営の現場にいる方の言葉には重みがある。「分かりやすい言葉」というのは、小泉首相にも通じる。(以前、衆院選の時に書いたブログはこちら)
個人的にしっかりとやっていきたいと思ったことは「元気でなければならない」ということ。少し忘れていた視点だったので、ぜひ押さえておきたい。