GMSの受講生向けに配信しているメルマガGMS NOW名古屋版に2月9日の「MBAの力とは~若きマネジメント達の経営現場」のセミナーレポートが掲載されたので、ここでもあわせて共有したい。
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去る2月9日、グロービス・マネジメント・スクール名古屋校にて「GDBA開校記念セミナー ~MBAの力とは?若きマネジメント達の経営現場~」が開催されました。
今回のセミナーには、MBAやGDBAでの学習を終了後、経営に携わっていらっしゃる3名の方(欧州系自動車部品会社 ヴァイスプレジデント/グローバル営業統括部長 森本將之氏、株式会社Gaba 取締役COO 須原清貴氏、アイリバー・ジャパン株式会社 取締役・COO 浅野樹美氏)をお招きし、
・なぜMBA、GDBAを取得しようと思ったのか?
・経営に必要なスキルとは何か?
・MBAで経営に必要なスキルがどこまで身につくのか?
等について語った後、活発な質疑応答が行われました。また、パネルディスカッション終了後、会場にて懇親会が開催され、参加者の皆さんとパネラーの皆様でざっくばらんに語り合いました。
当日の内容のほんの一部にはなりますが、以下講演内容についてご紹介いたします。
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◆なぜ、MBA/GDBAを取得しようと思ったのか?
・森本氏:
仕事で思い通りにいかないことが続き、「この状況を何とかしたい」と思っていたところ、たまたま雑誌でMBAを取得して経営コンサルタントとして活躍している方の記事を見た。自分もその方のようになりたい、と強く思い、後を追う形でMBA取得を目指した。
・須原氏:
商社で仕事をしている頃、アジア各国の方と仕事をし、その方たちの優秀さに驚くとともに、自分の出す付加価値の低さに焦りを感じた。自分ももっと付加価値が出せる人間にならなければいけないのでは?と思った。自分の付加価値を高めるためにMBAを取得しようと思った。
・浅野氏:
もともと研究者だったが、新規事業の立ち上げに携わることになり、そこで自分には経営学の知識が不足していることに気づいた。経営学を体系的に学びたいと考え、グロービスに通い始めた。学んで行くうちに、様々な考え方の人と触れ合い、すばらしい仲間ができた。この仲間と更に学びを深めて自分を高めて行きたいと考え、GDBAに進んだ。
◆そこで何が得られたのか?
・森本氏:
第一は根性。毎日寝る間も惜しんで勉強し、体力の限界に達した。あの頃のことを思い出せば、今の辛さは大したたことはない。また、人種が異なる人同士のコミュニケーションの難しさ、そしてそれを克服する術を身に付けた。
・須原氏:
MBAで学んだことは3つ。ハードスキルと要領のよさ、そしてコミュニティの作り方。ハードスキルでは、特にファイナンスとアカウンティングがその後の経営に生きる必須のスキル。どんな業界、どんな仕事でも必ず必要となる能力だ。
・浅野氏:
対等な立場の人とのコミュニケーション力やディスカッションの仕方。人の意見を受け入れながら、グループ内の意見をひとつにまとめて行く力が身についた。これは実務にもつながる力。
◆経営に必要とされるスキルとは?
・森本氏:
一人ではなくチームで仕事を成功させるための人を引っ張る力。人を動かす力。MBAで学んだロジックやツールも重要だが、志を持って、ひとつのゴールに向かって進んでいくチームを作ることが重要。
・須原氏:
実行力と人を動かす力。社長の考えを実現できるように、自分が解釈し部下に伝達し、人を動かす。これがないと、考えが現実にならない。また、そのためには、とことん考え抜く力が必要。これは、MBAで身についたが、恐らく日々の仕事でも心がけていれば、身につく力なのではないか?
・浅野氏:
CEOが示したビジョンを現実にするための実行力と意思決定力。意思決定するために、GDBAで学んだ知識が役に立つが、これに加えて勇気が必要。また、部下を説得し、動かすためのとのコミュニケーション力が重要。
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当日はこの他にも、現場の体験を通した学びの深いお話しを多くお伺いすることができました。また、全体を通して、御三方の経営に対する熱い想い、そして、目指すものを実現するためのたゆまぬ努力を感じられたセミナーとなりまた。
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文章でも多くのことを伝えられるが、行間は文章では伝え切れないやっぱりライブが一番である。これからもよいライブ(セミナー)を企画していきたい。
・関連ブログ: 「「MBAの力とは」セミナー無事終了!」