仕事をしていると突然電話がかかってきた。「何してるんや?」
声の主は高橋甚乃助さんである。以前もこのブログで紹介したが、グロービスの講師であり、私が最も尊敬する人物でもある。(以前のブログはこちら)
高橋さんとの出会いは99年ごろである。当時グロービスの大阪オフィスにいた私は様々なクライアント企業の幹部研修を手がけていたが、その「経営戦略」の講師を高橋さんにお願いをしたことが出会いであった。
高橋さんがユニークなところは「経営戦略」等の科目のコンセプトを教えていくクラスの中で「生き方」についても問うところである。高橋さんはよく「考え抜いているか」ということや、「考えたことをちゃんと実践しているか」ということを聞いていく。クラスの受講生はその問いに対して「うっ」と詰まってしまう。
そして、私もそのような場面に何度も遭遇しているうちに、その問いが自分に向かっているように感じるようになった。そうするうちに、
-お前はちゃんと考え抜いているのか
-考えているだけで終わって実践をしていないのではないか
という、この2点について、自分自身を評価する基準となってくるようになった。その基準に従って自分を評価するとまだまだというのが正直なところである。ただ、常にこの2つの点については忘れずにいたいと考えている。
さて、今日は結局仕事が終わったのが9時過ぎになったのだが、高橋さんと一緒に食事をすることとなった。久々の再会であったので、それぞれの状況を伝え合いながら様々な話しをしたのだが、大変刺激的であった。
今日もよい夜であった。
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