お昼から友達と会う。そして、次の予定まで少しだけ時間が空いたので、東京青山にある岡本太郎記念館に訪れる。ずいぶん前にこの記念館に訪れたことがあるが、数年ぶりに行ってみた。
岡本太郎氏の功績について解説する必要はないであろう。
以前このブログでも書いたが、私が名古屋の仕事を引き受けるにあたって背中を押してくれたのが岡本太郎氏が書いた「自分の中に毒を持て」という書籍である。
この本には以下のような一説がある。
「結果がうまくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。体当たりする前から、きっとうまくいかないんじゃないかなんて、自分で決めてあきらめてしまう。愚かなことだ。本当に生きるということは、自分で自分をがけから突き落とし、自分自身と闘って、運命を切り開いていくことなんだ。」
この一言があったから一歩踏み込んで仕事を引き受けてみようと思ったのである。
それ以降、機会があったら躊躇することなく踏み込んでみることを心がけている。その結果、トヨタの張社長(当時)にばったり会っても躊躇なくご挨拶することができたし、継続して事業拡大ができているし、グロービスの講師をできるようにもなった。もちろん、失敗もあった。でも、振り返って運命を切り開くことができたと思う。
今日岡本太郎記念館に行き、背中を押してくれたことへの感謝の気持ちを持ちながら歩き回ってみた。なんとも言えない心地よい時間を過ごすことができた。そして、これからも「運命を賭けて体当たりしていこう」と改めて思った。
家に帰ると「WBC日本優勝!」というニュースが飛び込んできた。よい1日であった。